今日が一年でもっとも忙しい運送屋さんの会話が聞こえて来ました。
「いよいよ今日だな」
「そうっすね、大変ですけど頑張りましょう!」
「今年もTVゲームが一番人気か?」
「はい、妖怪なんとかのソフトです」
「時代だなぁ」
「しょうがないですね、やっぱ楽しいですもん」
「ちなみに、なにか変わった物ってあるか?」
「そうですねぇ…あ、金魚がありますよ!しかも2つ!!」
「金魚とは…確かに珍しいな」
「ええ、僕は初めてです」
「俺もいつ以来だろうなぁ…」
「僕、金魚が大好きで飼ってるんで、どんな子が受け取るのか楽しみっすよ」
「どっちかちょこっと見せてみろよ」
「じゃあ、はい、どうぞ」

「おー、なかなか立派な金魚だな、なんて言う種類だ?」
「らんちゅう、って言うんですよ」
「へー、柄もキレイでなかなか可愛いなぁ」
「中でもこの子らみたいな赤と白の柄を更紗(さらさ)って言うんです」
「更紗ねぇ、ということは更紗らんちゅうか…」
「そうです、金魚はこの赤と白の配色のバランスが良くって、特に赤が強いというか濃いのが良いとされているんです!」
「へー」
「あ、でもこの子らはどうだろう、先輩のその…」
「あ!待て、さっきからこの金魚、誰かに似てるなと思ってたんだが、わかったぞ!」
「え、誰ですか!?」
「お前だ(笑)」
「え!?そうっすか?」
「体型といい、制服の色柄といい、そっくりだ」
「…あ、そう言われるとそうかも(笑)」
「さっき、更紗、って言ったっけ?」
「はい、そうです、けど」
「でも更紗が赤と白の柄って言われてもなんかピンと来なくないか?」
「確かにそうかもしれませんね、イメージわかないかも」
「なんかもっといい表現があると思うんだけなぁ…」
「それ次第ではもっと人気が出るかも知れませんね!」
「そしたら来年は金魚をたくさん運ぶことになるかもな」
「そうなると良いですね」
「さて、そろそろ時間だ、出発するとするか!」
「はい、行きましょう!では…」
「あ、そういや、さっき話を途中でさえぎっちゃったけど、なんて言おうとしたんだ?」
「ああ、あの金魚の色のことですよね?」
「おう、そうそう」
「先輩の鼻とどっちが赤いかなって思いまして…」
今年もまだ間に合いますよ。
いかがですか、サンタらんちゅう。
シャンシャンシャンシャン…
「いよいよ今日だな」
「そうっすね、大変ですけど頑張りましょう!」
「今年もTVゲームが一番人気か?」
「はい、妖怪なんとかのソフトです」
「時代だなぁ」
「しょうがないですね、やっぱ楽しいですもん」
「ちなみに、なにか変わった物ってあるか?」
「そうですねぇ…あ、金魚がありますよ!しかも2つ!!」
「金魚とは…確かに珍しいな」
「ええ、僕は初めてです」
「俺もいつ以来だろうなぁ…」
「僕、金魚が大好きで飼ってるんで、どんな子が受け取るのか楽しみっすよ」
「どっちかちょこっと見せてみろよ」
「じゃあ、はい、どうぞ」

「おー、なかなか立派な金魚だな、なんて言う種類だ?」
「らんちゅう、って言うんですよ」
「へー、柄もキレイでなかなか可愛いなぁ」
「中でもこの子らみたいな赤と白の柄を更紗(さらさ)って言うんです」
「更紗ねぇ、ということは更紗らんちゅうか…」
「そうです、金魚はこの赤と白の配色のバランスが良くって、特に赤が強いというか濃いのが良いとされているんです!」
「へー」
「あ、でもこの子らはどうだろう、先輩のその…」
「あ!待て、さっきからこの金魚、誰かに似てるなと思ってたんだが、わかったぞ!」
「え、誰ですか!?」
「お前だ(笑)」
「え!?そうっすか?」
「体型といい、制服の色柄といい、そっくりだ」
「…あ、そう言われるとそうかも(笑)」
「さっき、更紗、って言ったっけ?」
「はい、そうです、けど」
「でも更紗が赤と白の柄って言われてもなんかピンと来なくないか?」
「確かにそうかもしれませんね、イメージわかないかも」
「なんかもっといい表現があると思うんだけなぁ…」
「それ次第ではもっと人気が出るかも知れませんね!」
「そしたら来年は金魚をたくさん運ぶことになるかもな」
「そうなると良いですね」
「さて、そろそろ時間だ、出発するとするか!」
「はい、行きましょう!では…」
「あ、そういや、さっき話を途中でさえぎっちゃったけど、なんて言おうとしたんだ?」
「ああ、あの金魚の色のことですよね?」
「おう、そうそう」
「先輩の鼻とどっちが赤いかなって思いまして…」
今年もまだ間に合いますよ。
いかがですか、サンタらんちゅう。
シャンシャンシャンシャン…